Ds216jからDs920+に移行するメモ 2022/9/12 記録:koikeラボ <端緒>  Ds216jを6年前に購入しハードディスク(HD)SHR 3T×2(WDRed)で運用。1年目で1番のRedが劣化しRMAで無償交換した。    また、1年ほど前からSynologyでWorpressを立上げを行っていたが、NASのCPUとメモリの限界か?動きが緞帳としていた。    なお、HDが5年を超過していることから、セクタ不良があるのではないかと待ち構えていたところ、2番のRedがI/Oエラー 再識別 不良セクターと不穏な兆候が出始めた。    そろそろ交換と考えSynologyHPを閲覧したところ、Ds220+などが対象かなと検討していたが、ドライブ4台運用のNASがコスト的に最適化しているように感じた。また、2022年の新製品の発表がないようであった。    このことから2020年版のDs920+が購入の対象となった。  なお、今回のHDはSeagate ST8000VN004 8TB IronWolfとした。   <準備>  HDを差し替える。 1 Ds216jのHDを外す。  外す際に上のHDが1番であることをラベル等に記載すること。  下は2番と記載。   2 Ds920+にDs216jから外したHDを左から1番、2番と挿入する。 <Ds920+起動> 1 Ds920+にLAN端子を接続し起動する。   2 PCのブラウザを立ち上げ  アドレスに「 http://find.synology.com」と入力しNASが検索される。  複数検索された際はDs920+を選択すると  サーバー名、IPアドレス(新たなアドレスが表示されている)・・・ステータス(移行可能)と表示されることから、接続をする。  次の画面でお帰りなさい!と表示されるので  マイグレート(マイグレーション)を選択すると  DSMのインストールと進み再起動(10分ほど)となる。   3 Ds216jで使用していたアプリが修復等で表示されているところ、  暫く時間がたてば順番に自動的に修復される。 <HD増設> (Ds216jで使用していた3T×2台に新たに8T×2台でHD4台) 1 Ds920+の電源を落とし、左から3番4番に新たに購入した新HD2台を挿入する。 2 電源を入れるとPCのブラウザからDSMのストレージマネージャでドライブ 追加を選択後、  ディスクの選択で3,4番にレ点し次へと進む  ・・・・1台のHD移行に凡そ20時間かかりほぼ40時間後  (2日ほどNASを放置)に移行が終了する。 <3T×2を8T×2へ> すべてを8TのHDにするため3T×2を新8T×2に置き換える。 HD交換作業は1台ずつ行うこと。 1 Ds920+の電源を落とし2番の3Tを8Tに交換し電源を投入する。 2 警告音がなり続ける。   DSNにログオンするとビープ音停止画面で「消音」クリック。    3 ストレージマネージャーを確認するとボリューム1「劣化」  (新品HDはデータがないことからドライブ2が非正常となる。)   4 ストレージプールの操作は  (ストレージマネージャーのHDD/SSD)  「利用可能なドライブの管理」  ストレージプールの修復   ◎ストレージプール1   レ点のディスク2  データ消去はOK 確認は適用   1本のビルドに凡そ20時間   リビルドが完了するとイベント通知がある。    ※必要に応じてデータスクラビング(デフラグ)を   手動で実行(12時間)     1番も同様に交換する。 <IPアドレス変更に伴う作業>  1 DDNS関係 コンパネ>外部アドレス> DDNSの外部アドレスIPv4を変更されたIPアドレスに変更しなく 「自動」のままにしておく。。  2 LAN関係 コンパネ>ネットワーク>ネットワークインターフェイス>LAI編集のIPv4  ◎手動で設定する IPアドレスを変更されたアドレスに変える。  3 DNSサーバー関係 ゾーン> 任意の名称.myds.meを編集  1行目を過去のIPアドレスから変更されたIPアドレスに変更する。 <その他>  QwikConnectを使用していた場合は有効にする。 <「警告」「重大」のステータス>  ドライブを取り外して警告」「重大」のステータスになってしまった場合。    1 ストレージマネージャ>  HDD/SSD>ドライブ選択>  HDD/SSD>操作>ドライブの無効化  >再起動    2 ストレージマネージャ>  ストレージ>・・・>修復